離乳食がめんどくさいと感じたら?減らせる工程と、減らさなくていい工程

食材宅配
本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。

「今日も裏ごしからか」と、シンクの前で手が止まる。離乳食が始まってしばらく経つと、多くの家庭でこの感覚が出てきます。大人の食事とは別に、少量を、月齢に合わせた形状で用意する。工程だけ見れば、家庭内でもっとも手間のかかる調理です。

この記事では、離乳食の工程を「外に出せるもの」と「出しにくいもの」に分けて整理します。何をどれだけ食べさせるべきかという内容面には踏み込みません。判断が必要な部分は、必ずかかりつけの医師や、お住まいの自治体の保健師・管理栄養士にご相談ください。

※本記事の情報は、執筆・更新時点のものです。最新情報は各サービスの公式サイトや、厚生労働省の資料でご確認ください。

めんどくさいと感じるのは、工程が多いから

作る量は少ないのに、工程の数は減らない

離乳食初期の1回量は、小さじ数杯程度から始まります。ところが、洗う・皮をむく・切る・加熱する・つぶす・裏ごす・小分けにする、という工程の数は、量が少なくても変わりません。

大人の食事なら、同じ手間で4人分が作れます。離乳食は同じ手間で数十グラムしかできない。手間と成果物の量が釣り合わないことが、負担感の正体です。

大人の食事と別に作っている

取り分けができる時期になるまでは、味付け前の状態で取り分けるか、別に作ることになります。献立を2系統で考える必要があり、買い物の段階から負担が発生します。

月齢で形状を変え続ける必要がある

離乳の進行に合わせて、なめらかにすりつぶした状態から、舌でつぶせる固さ、歯ぐきでつぶせる固さへと調理形態が変わっていきます。せっかく手順に慣れた頃に、また作り方が変わる。この「慣れないまま進む」感覚も、負担として効いてきます。

公的なガイドラインは、手作りを条件にしていない

厚生労働省は「授乳・離乳の支援ガイド」という資料を公開しています。2019年3月に改定されたものが最新で、保健医療従事者向けに、離乳の開始時期の目安、進め方、調理形態、食物アレルギーへの対応などがまとめられています。

この資料には、ベビーフードを活用する際の留意点についての項目も含まれています。市販品を使うこと自体を否定する構成にはなっておらず、利点と課題を整理したうえで、使うときに何を確認すべきかが書かれています。

つまり、市販品や宅配を使うかどうかは、公的な資料の中でも「選択肢のひとつ」として扱われています。手作りでなければならない、という前提は置かれていません。

ただし、この資料はあくまで支援する側に向けた内容です。個々の子どもの状況に当てはめる部分は専門家の判断が必要になります。原文は厚生労働省のサイトで公開されているので、気になる箇所は一次資料を確認するのが確実です。

減らせる工程と、減らさなくていい工程

工程ごとに、外に出せるかどうかを整理するとこうなります。

工程外に出せるか手段
食材の調達出せる宅配・ネットスーパー
皮むき・切る出せる裏ごし済み・カット済みの冷凍食材
すりつぶし・裏ごし出せる裏ごし済みの市販品
加熱・味の調整一部出せるベビーフード、月齢別の宅配
小分け・保存出せる1回分ずつの個包装
食べさせる時間出せない—
食べる様子を見る出せない—
上5つは手段があります。下2つは代替できません。

外に出しやすいのは、下ごしらえ

皮をむく、切る、すりつぶす、裏ごす。この4つは工程としての難易度は低い一方、時間だけがかかります。裏ごし済みの冷凍食材や、カット済みの野菜を使えば、この部分はまとめて省けます。

生協系では、裏ごし済みの野菜や、月齢に合わせた冷凍食材を扱っていることがあります。品揃えの広さがこのタイプの特徴です。タイプごとの違いは食材宅配サービス4タイプの違いをまとめた記事で整理しています。

外に出せないのは、食べさせる時間

準備をどれだけ効率化しても、食べさせる時間そのものは短縮できません。むしろ、ここは短縮しないほうがいい部分です。

下ごしらえを外に出す目的は、時間を浮かせることではなく、浮いた時間を食べさせる場面に回すことだと考えると、何を省いて何を省かないかの線が引きやすくなります。

宅配を使う場合に確認すること

月齢に合った形状のものがあるか

同じ「離乳食向け」でも、なめらかにすりつぶした状態のものと、粒が残っているものでは対象の時期が違います。今の月齢に合う形状が揃っているかを、商品ページで個別に確認してください。

月齢の区分を示している例としてはファーストスプーン公式サイトがあります。公式サイトによると国産食材を使った離乳食・幼児食を冷凍のキューブタイプで届けるサービスで、電子レンジで解凍して使う形式です。定期購入のほか単発での購入もできるため、まず1回分の量と形状を確かめてから続けるかを判断できます。

1回分の量と、冷凍庫に入るか

離乳食は1回量が少ないため、まとめ買いすると個数が多くなります。冷凍のものは冷凍庫のスペースを圧迫しやすく、届いてから置き場所に困るケースがあります。

対象エリアと受け取り方法

生協は地域ごとに運営団体が分かれています。全国どこでも同じサービスが使えるわけではないため、まず自分の住む地域が対象かを調べる必要があります。

たとえばおうちCO-OPは神奈川・静岡・山梨を対象とした生協で、公式サイトによると離乳食向けの商品を含むおためしセットを用意しています。対象エリア外からは申し込めないため、居住地の確認が最初の手順になります。受け取りについても、不在時に保冷ボックスで受け取れるかを合わせて確認しておくと、日中に在宅していない家庭でも使いやすくなります。

なお、宅配を使っても、赤ちゃんの水分やミルクをどう用意するかは別の話になります。調乳に使う水の扱いについては赤ちゃんのミルク作りと水の選び方をまとめた記事で解説しています。

離乳が完了したあとは、対象年齢を1歳半以降に設定した幼児向けの宅配食が選べるようになります。何を確認して選ぶかは子ども向けの宅配弁当の選び方をまとめた記事で整理しています。

まとめ:全部か、ゼロかではない

離乳食がめんどくさいのは、作る量に対して工程が多すぎるためです。これは工夫や気合いの問題ではなく、構造的なものです。

下ごしらえは外に出せます。厚生労働省の資料でも、ベビーフードの活用は留意点とともに項目が立てられており、市販品を使うことが例外的な選択として扱われているわけではありません。一方で、食べさせる時間そのものは代替できません。

毎食を手作りするか、すべて市販品にするかの二択で考える必要はありません。負担が大きい工程だけを外に出して、残りを続ける形でも十分に成立します。進め方に迷ったときは、自己判断で決めずに、かかりつけの医師や自治体の保健師・管理栄養士に相談してください。

タイトルとURLをコピーしました