ウォーターサーバーの引っ越し手続きは?移設・解約の判断と運ぶときの注意点

ウォーターサーバー
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引っ越しが決まったとき、意外と後回しにされがちなのがウォーターサーバーの手続きです。冷蔵庫や洗濯機と違って引っ越し業者に任せきりにできない部分があり、対応を誤ると違約金が発生したり、サーバーを故障させてしまったりすることもあります。

この記事では、引っ越しが決まってから新居で再設置するまでの流れを、確認すべき順番に沿って整理します。あわせて、引っ越しの多い人がサーバーを選ぶときに見るべきポイントも解説します。

※本記事の情報は、執筆・更新時点のものです。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。

引っ越しが決まったらまず確認する3つのこと

新居が配送エリア内かどうか

最初に確認すべきは、引っ越し先が水の配送エリアに入っているかどうかです。全国配送に対応しているサービスでも、山間部や離島、一部の地域はエリア対象外になっていることがあります。同じ都道府県内の引っ越しでも対象外になるケースがあるため、「近いから大丈夫だろう」と判断せず、新住所で必ず確認しましょう。

ここがエリア外だと、そもそも継続利用ができず解約という選択肢しか残らなくなります。引っ越し先が決まった段階で真っ先に調べておきたい項目です。

メーカーの移設サービスがあるかどうか

サービスによっては、サーバー本体の取り外しや運搬、新居での設置までを引き受ける移設サービスを用意している場合があります。有料のサポートオプションに含まれていることもあるため、契約内容を確認しておきましょう。

浄水型や水道直結型を使っている場合は、設置工事の有無によって手続きが変わります。工事を伴うタイプは、取り外しと再設置の両方を業者に依頼する必要があるため、日程調整を早めに始めておくと安心です。

住所変更と配送スケジュールの調整

エリア内であることを確認できたら、マイページや電話で住所変更の手続きを行います。手続きが反映されるまでに日数がかかるサービスもあるため、引っ越しの直前ではなく、1〜2週間以上の余裕を持って進めるのが基本です。

あわせて、次回のボトル配送日も調整しておきましょう。引っ越し直前に新しいボトルが届いてしまうと、そのまま運ぶ荷物が増えることになります。配送のスキップや一時停止ができるサービスであれば、引っ越し月だけ止めておくのが現実的です。

エリア外だった場合はどうなるのか

解約扱いになり、違約金が発生することがある

引っ越し先が配送エリア外の場合、継続できないため解約手続きに進むことになります。このとき、最低利用期間内であれば違約金が発生する可能性があります。「自分の都合ではなく引っ越しだから免除されるはず」と考えず、契約条件を確認しておく必要があります。

免除条項の有無を先に確認する

サービスによっては、エリア外への転居を理由とする解約について違約金の免除条項を設けている場合があります。契約書や利用規約に記載があるかを確認し、問い合わせる場合はメールなど記録の残る方法でやり取りしておくと、後々の食い違いを防げます。

違約金の相場や確認しておくべき項目については、解約時の違約金についてまとめた記事で詳しく解説しています。

乗り換えを検討するなら解約前に比較する

解約が避けられない場合は、引っ越しを機に別のサービスへ乗り換えるという選択肢もあります。乗り換え先によっては、違約金の負担を軽減するキャンペーンを用意していることもあるため、解約手続きを進める前に比較しておくと無駄が出にくくなります。

乗り換え先の候補のひとつが「ふじざくら命水」です。富士山麓の自社水源から届くボトル配送型で、設置工事が不要なため、新居ではコンセントの位置と設置スペースを確保すれば使い始められます。公式サイトによると、他社サーバーからの乗り換えを対象に、AmazonギフトカードまたはQUOカード10,000円分と、レンタル料3か月無料の特典が案内されています。

ただし、適用には条件があります。申し込みの前後2か月以内に他社を利用していたことが分かる書類の提出を求められる点と、特典が複数用意されているなかから1つを選ぶ形で、併用はできない点です。違約金の負担を軽くしたいのか、初期費用を抑えたいのかによって選ぶ特典が変わるため、申し込みの前にどれを使うか決めておくと迷いません。

また、乗り換え先を月額で比べる場合は、水代のほかにサーバーのレンタル料と電気代が乗ることを前提に計算してください。このサービスの場合、その3つと地域別の送料を足した金額はふじざくら命水の料金と送料を公式情報で確認した記事で整理しています。

なお乗り換えにかかる費用は月額とは別に、解約金・返却送料・本体の配送料・特典の4項目で決まります。自分の契約で差し引きを出す手順は乗り換え費用の内訳をまとめた記事にまとめました。

費用面の注意点もあります。水の代金とは別にサーバーのレンタル料が毎月かかり、注文数の下限も設定されています。地域によっては配送料が別途必要になります。乗り換えで一時的に浮く分と、毎月かかり続ける固定費を並べたうえで判断してください。なお、特典の内容や適用条件は変更される場合があるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。

比較の軸を整理しておきたい方は、コスパで選ぶ際の比較ポイントをまとめた記事もあわせてご覧ください。

サーバーを運ぶときの注意点

水抜きは必ず行う

サーバー内部のタンクには冷水と温水が残っているため、そのまま運ぶと水漏れや故障の原因になります。移動前には必ず水抜きを行いましょう。

このとき重要なのが、電源プラグを抜いてから十分に時間を置くことです。温水タンクには高温の湯が入っており、すぐに作業するとやけどの危険があります。数時間以上かけて冷ましてから行うよう案内しているサービスが多いため、引っ越し前日までに済ませておく想定でスケジュールを組んでおくと安全です。手順は機種によって異なるため、必ず取扱説明書または公式サイトの案内に従ってください。

立てたまま運び、大きく傾けない

ウォーターサーバーは冷却のための機構を内蔵しており、横倒しにしたり大きく傾けたりすると、内部の冷媒が流れ出て冷水機能が使えなくなるおそれがあります。運搬時は立てた状態を保つのが原則です。

据え置き型は20kg前後の重量があるものも多いため、無理をせず2人以上で運びましょう。ボトルカバーや水受け皿などの付属品は外してまとめておくと、破損や紛失を防げます。

賃貸の場合は、運ぶときにもうひとつ注意点があります。国土交通省の原状回復に関するガイドラインでは、引越作業等で生じた引っかきキズが借主負担の例に挙げられています。置いていた間にできた床のへこみとは扱いが別になるため、搬出入の経路には養生を入れておくほうが安全です。負担の線引きは賃貸での床のへこみと請求の境目をまとめた記事で扱っています。

引っ越し業者に任せる前に契約条件を確認する

見落とされやすいのが、サーバー本体はレンタル品であり自分の所有物ではないという点です。運搬中の破損が「通常使用による故障」とみなされない場合、修理費や弁償を求められることがあります。

メーカーの移設サービスがあるならそちらを使うのが確実です。引っ越し業者に運んでもらう場合も、事前にサービス側へ可否を確認し、運搬中の破損がどう扱われるかを把握しておきましょう。

新居で再設置するときのチェックポイント

  • コンセントの位置と、延長コードなしで届くかを確認する。延長コードを使えるかは機種で違うため、延長コードの扱いをメーカー別にまとめた記事で確認できます
  • 放熱のため、壁から数センチ離せるスペースを確保する
  • 床が平らで安定している場所を選ぶ(転倒防止)
  • 直射日光が当たる場所、高温多湿になる場所は避ける
  • ボトルの受け取りと保管ができる動線になっているか確認する

間取りが変わって設置スペースが取れなくなった場合は、機種変更を相談するという手もあります。省スペースな選択肢については、卓上型の選び方についてまとめた記事もあわせてご覧ください。

荷物を動かすと、サーバーの裏にたまったほこりや、ゴキブリのフンなどの痕跡に気づくことがあります。見つけても自分でサーバーを開けず、メーカーに連絡します。交換を頼む前に確認しておきたい費用と契約への影響はゴキブリが出たときの対処と交換費用をまとめた記事で整理しています。

引っ越しが多い人のサーバーの選び方

転勤や更新のタイミングで住まいが変わる可能性がある場合、契約前の段階で次の3点を見ておくと、引っ越し時の手間と出費を抑えられます。

  • 配送エリアの広さ(全国対応か、対象外地域がどこか)
  • 移設サービスやサポートオプションの有無と費用
  • 最低利用期間の長さと、転居時の違約金の扱い

特に工事を伴わないボトル配送型は、コンセントさえあれば設置できるため、住まいが変わりやすい人にとっては扱いやすい選択肢といえます。

その一例が「オーケンウォーター」です。公式サイトによると、月額330円の安心サポートに加入することで引っ越しサービスを利用できるとされています。設置工事が不要なボトル配送型のため、新居ではコンセントの位置と設置スペースを確保すれば使い始められます。

また、定期配送を最大59日までスキップできるとされているため、引っ越し前後でボトルの配送を止めておく調整もしやすい設計です。使い終わったボトルは回収不要のワンウェイ方式なので、空きボトルを新居まで運ぶ必要がない点も、荷物を減らすうえでは地味に効いてきます。

ただし、スキップは解約の条件と関係します。天然水のプランは、規定の利用期間を「年数」と「購入回数」の両方で満たす仕組みで、おトクプランなら3年かつ36回(基本プランは2年かつ24回)です。満たす前に解約すると、解約手数料16,500円(税込)がかかります。引っ越しの前後でスキップを使うと、そのぶん回数がそろうのが遅れます。引っ越しを機に解約も考えている場合は、スキップする前に残りの回数を確認しておくと安心です。

なお、配送エリアやサポートの適用条件は変更される場合があります。契約前に公式サイトで最新の内容をご確認ください。

新居では間取りが変わるため、今までの置き場所がそのまま使えないことがあります。引っ越し前に新居の設置スペースを測っておくと、搬入当日に困りません。測り方は設置に必要なスペースの測り方をまとめた記事で解説しています。

まとめ:確認の順番を間違えないことが一番の節約になる

ウォーターサーバーの引っ越しは、「新居が配送エリア内か」→「移設サービスがあるか」→「住所変更と配送日の調整」という順番で確認していくのが基本です。この順番を守れば、エリア外だった場合にも解約か乗り換えかを落ち着いて判断できます。

運搬の際は、水抜きを済ませ、立てた状態で運ぶことが鉄則です。サーバーはレンタル品であるため、破損時の扱いを事前に確認しておくことも忘れないようにしましょう。手続き自体は難しくありませんが、動き出すタイミングが遅れるほど選択肢が減っていく点だけ注意してください。

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