宅配食のお試しセットは送料無料で頼める?選び方と注意点

宅配食
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宅配食を試してみたいけれど、「お試しセットって結局、送料がかかって割高になるのでは」と気になって申し込みをためらった経験はないでしょうか。実際、多くのサービスが「送料無料」を打ち出していますが、条件を確認せずに申し込むと、思っていたのと違う請求になることがあります。

ただ、お試しセットで本当に注意すべきなのは送料ではありません。この記事では送料無料の仕組みを整理したうえで、より金額の大きい落とし穴と、申し込み前に確認しておく手順を解説します。

※本記事の情報は、執筆・更新時点のものです。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。

なぜ「送料無料」を打ち出すサービスが多いのか

お試しセットは入り口として設計されている

宅配食サービスにとって、お試しセットは新規の利用者に味や使い勝手を知ってもらうための入り口です。送料負担をなくすことで申し込みのハードルを下げ、まずは試してもらいやすくする狙いがあります。初回限定のお試しセットでは、通常価格より割安な価格設定と組み合わせて送料無料をアピールしているケースが多く見られます。

言い換えれば、送料無料は「そのあと継続してもらうこと」を前提にした条件です。初回だけを見て判断すると、実際に払う総額とはずれます。

送料は地域別に設定されていることが多い

宅配食は冷蔵便や冷凍便で届くため、送料は常温の宅配便より高くなりやすい費目です。多くのサービスでは、配送先の地域ごとに送料が段階的に設定されています。

そのため、比較サイトなどに載っている送料の金額は、自分の住んでいる地域では当てはまらないことがあります。金額を確認するときは、必ず公式サイトの送料表で自分の地域を見てください。ここを他人の記事の数字で済ませると、継続時の負担を読み違えます。

送料無料の条件でよくある3つのパターン

初回限定のみ無料

最も多いパターンです。送料無料はあくまで初回のお試し注文限定で、2回目以降の通常注文では通常の送料が発生する仕組みになっています。

一定金額・一定食数以上で無料

初回に限らず、1回の注文金額や食数が基準を超えると送料無料になる仕組みを採用しているサービスもあります。この場合、注意したいのは基準に届かせるために注文量を増やすと、送料は浮いても支払総額は増えるという点です。

一人暮らしや少人数世帯では、基準を満たすために頼んだ分が食べきれず冷凍庫を圧迫することもあります。送料無料の条件に合わせるより、自分が消費できる量を先に決めるほうが結果的に無駄が出ません。

エリアによって条件が異なる

配送エリアによっては、送料無料の対象外になっていたり、追加料金が発生したりする場合があります。特に離島や一部地域では、そもそも配送に対応していないこともあるため、申し込み前にエリアの確認が必要です。

注意すべきは送料より定期購入への移行

「お試し」と定期契約がセットになっている場合がある

お試しセットの中には、解約の手続きをしないと自動的に定期購入へ移行する仕組みのものがあります。送料の数百円と違い、こちらは1回あたり数千円が継続して発生するため、金額のインパクトが桁違いです。

「お試しのつもりが、気づいたら定期便になっていた」という相談は、宅配食に限らず通信販売全般で長く問題になってきました。

注文確定の直前の画面に、確認すべき情報がすべて書かれている

ここが実務的に一番使える知識です。2022年6月1日に施行された改正特定商取引法により、通信販売では「注文確定」ボタンを押す直前の画面(最終確認画面)に、次のような事項を表示することが事業者に義務づけられました。

  • 商品の分量(定期購入の場合は各回の分量と総分量、回数や期間)
  • 販売価格(定期購入の場合は2回目以降の各回の代金と支払総額)
  • 代金の支払時期と支払方法
  • 商品の引渡時期
  • 申込みの撤回や契約の解除に関する事項

あわせて、消費者に誤認を生じさせるような表示も禁止されています。つまり、この画面をきちんと読めば、定期契約かどうか、総額でいくらになるか、どうすれば解約できるかが分かる状態になっているはずだということです。

広告ページやランディングページの説明を追いかけるより、注文確定の直前で一度手を止めてこの画面を読むほうが確実です。逆に、この画面に定期契約であることや総額の記載が見当たらない、あるいは極端に分かりにくい場合は、申し込みを見送る判断材料になります。

解約の条件は申し込む前に確認する

定期購入に移行する仕組みの場合、「次回配送日の何日前までに連絡が必要か」が決まっていることがほとんどです。この期限を過ぎると、1回分は受け取ることになります。

あわせて、解約の手段も確認しておいてください。マイページから完結するのか、電話のみなのかで手間が変わります。電話のみの場合は受付時間も確認しておくと、いざというときに困りません。

お試しセットで何を確認するか

味だけでなく「量」を見る

お試しセットを頼む目的は味の確認だと思われがちですが、実際に継続できるかどうかを分けるのは量であることが多くあります。1食が自分にとって多いのか少ないのか、これだけで足りるのかご飯を別に用意する前提なのかは、食べてみないと分かりません。

「美味しかったけれど量が足りず、結局もう一品作っていた」となると、時短にはなりません。

冷凍庫に入るかを先に測る

冷凍タイプを試す場合、届いてから置き場所に困るのはよくある失敗です。容器の寸法は公式サイトに記載されていることが多いので、申し込む前に冷凍庫の空きを測っておいてください。お試しセットが数食分でも、継続すればその何倍かが常時入ることになります。

一人暮らしでお試しセットを申し込む場合は、冷凍庫の容量が特に効いてきます。一人暮らし向けの選び方をまとめた記事で解説しています。

2回目以降の総額を試算しておく

お試しセットは割引価格であることがほとんどです。継続した場合の1回あたりの金額に、自分の地域の送料を足した額を計算しておくと、続けられる金額かどうかが判断できます。

送料を含めた実際の負担額については、一食あたりの値段相場をまとめた記事も参考になります。

申し込み前のチェックリスト

  • 送料無料の条件(初回のみか、継続時も対象か)
  • 自分の住んでいる地域の送料はいくらか
  • 自動的に定期購入へ移行する仕組みかどうか
  • 最終確認画面に、総額と解約に関する記載があるか
  • 解約の連絡期限と、連絡手段(マイページか電話か)
  • 配送エリアが対象になっているか
  • 冷凍庫または冷蔵庫に置けるサイズか

なお、宅配食を美味しく食べるコツについては、まずいと感じる理由と対策をまとめた記事もあわせてご覧ください。

どのサービスを試すか絞り込めていない場合は、口コミやランキングの読み解き方を知っておくと候補を選びやすくなります。詳しくは味の評判の見極め方をまとめた記事をご覧ください。

体調が読めない時期に少量から試したい場合も、お試しセットは有効です。つわりの時期の使い方についてはつわりのときに食事を用意する手段をまとめた記事で解説しています。

候補にワタミの宅食ダイレクトが入っている場合は、名前の似た冷蔵の「ワタミの宅食」の評判が口コミに混ざりやすい点に注意してください。2つのサービスの違いと、お試しと定期購入の費用の比べ方はワタミの宅食ダイレクトの口コミと費用を整理した記事でまとめています。

試す候補のひとつとして、「シェフの無添つくりおき」があります。公式サイトによると冷蔵で届く形式のため、冷凍庫の空きを気にせずに試せる点が、置き場所に不安がある場合の判断材料になります。申し込む際は、初回の条件だけでなく継続時の料金と配送の頻度もあわせて確認してください。

冷凍で届くタイプから試したい場合は、【ワタミの宅食ダイレクト】も選択肢になります。公式サイトによると、お惣菜が10食入るお試しセットが用意されており、一人につき1回限りの単発購入です。ただし同じページには定期購入の割引も並んでいるため、自分が注文しているのがどちらなのかは、この記事で述べた最終確認画面で必ず確かめてください。お試しセットも送料は別にかかり、金額は配送先の地域によって変わります。ここも本記事のとおり、公式サイトの送料表で自分の地域を見てください。あわせて冷凍で届くため、容器の寸法と冷凍庫の空きも申し込む前に測っておくと確実です。

まとめ

宅配食のお試しセットは多くのサービスで送料無料になっていますが、その条件は初回限定であることが大半で、地域によっても変わります。比較サイトの金額ではなく、公式サイトの送料表で自分の地域を確認してください。

そして送料以上に金額が動くのが、定期購入への自動移行です。注文確定の直前の画面には、総額や解約に関する事項が表示されることになっています。ここで一度手を止めて読むだけで、想定外の出費はかなり防げます。そのうえで、味と量、置き場所を実際に確かめるのがお試しセットの本来の使い方です。

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